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マレーシアのペナン島は、美しいビーチや歴史的な街並みが残る世界遺産のジョージタウンで有名です。先日、このジョージタウンにクアラルンプールから鉄道と船を乗り継いで行ってきました!その際、ネット上の情報やガイドブックとだいぶ違っていたのでお伝えします!(全ての情報は2023年5月中旬に実際に訪問した情報に基づいており、変更等ある場合があります)
変更点
まずは結論から。ペナン島への主なアクセスは、対岸のバターワースから船を使うか、飛行機でペナン空港にアクセスするかの2通りです。今回、前者の手段で行ってみて、コロナ以前と比べて大きな変更点が4つありました。
以下で具体的に説明していきます。前提として、どうやらコロナ後で需要が落ち込んでいるため、ランカウイ島行きの船2隻を臨時にペナン島〜バターワース間に投入し、2隻を交代制で使っているようで、そのために臨時ダイヤが組まれているようです。
- 運行頻度が激減
運行間隔が大幅に変更になっています。一部のwebサイトなどで、ペナン島とバターワースを結ぶフェリーは早朝から深夜まで30分間隔で運行などと書いてあります。しかし、2023年5月現在、30~1時間半の間隔で6時から21時までとなっています。上に貼ってあるのが訪問時の時刻表です。平日の早朝・夕方は本数が多めですが、観光に便利な日中の便が非常に少ないので要注意です! - ペナン島ジョージタウン側の船着場が変更
ペナン島の船着場が国際フェリーターミナルに変更になっています。大型の客船やランカウイ島に行くフェリーが発着していたターミナルです。ペナン島の北東の角に位置し、以前の位置と比べると、500mほど北に移りました。最新の「地球の歩き方」(23~24年)にはなぜか反映されていないので要注意です!移動後のターミナルは趣があり観光にも便利な位置なのでいい変化かなと思います - 所要時間が短くなっている
従来、フェリーの所要時間は30分でした。しかし、船舶が変更になり高速化したため、所要時間は15分を切っています。 - そもそもフェリーではない
ペナン島とバターワースを結ぶ船は、ガイドブックも現地の案内も「フェリー(ferry)」として案内しています。定義上フェリーとは車両を積み込める船のことなのですが、船舶が変わって車両を積み込めない船に変わっているので、これはフェリーではありません。観光客にとって大きな違いはありませんが、車や自転車を持ち込もうと考えている方は注意して、最新の情報を確認してください。
ペナン島フェリーについて
最後に、ペナン島へ船でアクセスしようと考えている方向けに一般的な情報をご紹介します。
ペナン島フェリーはバターワースとジョージタウンを結ぶ連絡船です。バターワースからペナン島に渡る場合の運賃は1.2リンギット(約36円)と激安です。さらに、なんと帰りのペナン島発バターワース行きは無料です。
フェリーが発着するバターワースまでは、マレーシアの首都クアラルンプールから高速鉄道が伸びているほか、高速バスも発着しています。また、バターワースからはタイ国境の街パダンブサールに向けて普通列車が走っており、タイ国鉄に乗り換えてハジャイやバンコクを目指すこともできます。コロナ以前に走っていたクアラルンプール発バターワース経由パダンブサール行きの特急列車は廃止され、バターワースを経由しないことになりました。そのため、バターワースからパダンブサールやタイに行く特急はなくなってしまったので注意が必要です。
バターワースのフェリーターミナルはマレーシア国鉄のバターワース駅、高速バスが集まるバターワースセントラルと繋がっており、雨でも濡れずに移動することができます。ホテルまで歩こうとしたところ、徒歩での出入り口は3つの施設のうちバターワース駅(鉄道)にしかないようでした。バターワースセントラル内に複数の飲食店が入っているため時間を潰すこともできます。確認できた飲食店は、ケンタッキーフライドチキン、サブウェイ、4フィンガーズと民族料理のお店の4軒でした。カジュアルに使える店が多いのがいいですね。
バターワース側のフェリーターミナルには出発15分前までに待合室に来るようにとの案内がありました。実際に受付の締切時刻があるのかは不明です。ペナン島側からは無料で乗れるため受付などは特になく桟橋前に列を作るのですが、こちらは時間によってはかなり混雑するようです。全てのお客さんが乗り切らないことがあるのかはわかりませんでしたが、立席でもお客さんを乗せるようなので、基本的には乗れると思います。